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2025.09.25豆知識 / 教養

測定・計測総合技術展で最新機種に触れてきました

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長さ

夏休みで楽しそうな学生たちを横目に見ながら、暑さにも負けず東京モノレールに乗って、測定・計測総合技術展という展示会へ足を運んで来ました。
この展示会では、精密測定機器メーカー約110社が集結し、最新技術やソリューションが紹介されています。
今回のコラムでは、マニアックだけれども、当社が日頃からとてもお世話になっているメーカー様も数多く出展されていたこの展示会のレポートをしたいと思います。

最初に目に入ったミツトヨのマイクロメータ最新機種が凄かった

🔹 長さ計に強いメーカーと言えば、まず頭に浮かぶ株式会社ミツトヨ。他社よりも10倍広いのではないかと思われるブースに圧倒されました。最新技術を取り入れたマイクロメータが触れる形で展示されています。

🔹 最新機種を実際に手に取って触ってみると、今までとは移動する速さが格段に違うことに驚きました。この新製品のスピード感に使い慣れてしまえば、もう今までの製品には戻れなくなるほどでした。

🔹 参考までにカタログ内容掲載
  ☆標準的なマイクロメータの約4倍の速さでスピンドルが移動(ねじピッチ2.0mm)。
  ☆測定回数が多い作業でも、アプローチ&リリース時間を大幅短縮。アプローチ時間を約60%短縮

自動測定機に注目しました

🔹 次に注目したのは、ドイツメーカーのマール・ジャパン株式会社の自動ダイヤルゲージ検査機(Precimar ICM 100 IP)です。

🔹 実際の自動測定しているところを見させて頂きました。

🔹 ダイヤルゲージは、測定するポイントが多く手間がかかる計測器なのですが、この検査機では測定を自動で行うことができるため、人が目で数値を読むよりも格段に速く、測定時間が短縮されます。加えて、測定結果は測定者によるバラツキがなくなり、測定品質も良くなると思いました。

🔹 また、このような自動測定器であれば熟練した作業員をそろえる必要も減り、人手不足問題解消にもつながりそうです。

🔹 なお、当社はブロックゲージ校正も数多く行っていますが、ブロックゲージ検査機の自動測定についても現在開発中とのこと。近い将来、手作業が解放される日が来るかもしれません。

デジタル化の進展を感じました

🔹 デジタル計測器と言えども、デジタル表示されたデータを見てその値を手書きもしくはパソコンに直接入力するやり方で記録している現場もまだまだ多いのではないでしょうか。

🔹 各メーカーとも、データ取得のボタンを押せば、パソコンへ転送できる機能を備えた計測器をそろえてきています。

🔹 デジタル化により、作業効率の向上・入力ミスの防止などコスト削減と品質改善には、新しい技術の力が不可欠です。

🔹 当社においても、このようなデジタル化を取り込むことは、有効な手段であると改めて感じました。

 
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